老一代

母方の祖母は89歳。数年前にひどい骨折を経験しましたが、
入院を拒否し、自分の力で奇跡的に立ち直りました。
今は、身の回りのことはすべて自分でできます。
しかし、あっちこっちを歩き回るのが大好きな祖母は
それ以降、あまり家の外に出かけることがありません。

北京にももちろん来たことがなく、高層ビルのことをどうしても理解できないようです。
エレベーターとは何かを説明するには、とても時間がかかりました。
たぶん、最終的に分かってくれなかったと思います。
何故かというと、「電梯」の発音がどうも違うからです。
「私は北京では24階建ての15階に住んでいる」と話したら、
「それはたいへん!家に帰るには時間がかかるね」、という感じで返事が帰ってきました。
しばらくして、「しかし、いい所だね!上るには時間がかかるので、
泥棒は面倒くさく思って、絶対行かないからね」、と安心した表情で、
にっこりしました。
あやや〜〜〜

父も父で、ようやく最近携帯電話を持つようになったのは良いが、
出かける時、無くすといけないと思ったようで、
母の携帯電話も必ず自分一人で管理するようにしています。
一人で二台を持っていても、何も役に立たないのに。。。

年配者と付き合うのは、やっぱり容易なことではありません(嘆)。