中国の書店 日本語図書、日本語教材豊富!−笑庫不此?!

ひさしぶりに本屋に行ってきました。西単にある中国最大の図書ビルと言われている本屋。
本当のこと、スーパーのような巨大本屋がとても苦手です。巨大スーパーも苦手ですけど…
よく言えば何でもそろっている、悪く言えば洗練されておらず煩雑な図書市場から買いたい本を見つかるまでに
時間がかかりすぎるからです。


今日はたまたますぐ隣で用事があり、買いたい本もあるので入ってみました。
買いたい本というのは、四川にいる高校生の友達から「日本語を勉強したいのですが」と
連絡をもらったので、独学でも勉強できる本がないかを探してみたいです。
そんな彼女のこのような依頼がないと、とても日本語学習コーナーを立ち寄ることもないのですが、
お陰でじっくり見てみることができました。
感想は、多種多様、豊富多彩です。


さまざまな教材(語学と日本事情)はもちろん、日本語の読みもの、学術書も豊富でした。
教材の中には、中国人の作ったもの、日本人の作ったもの、中日合作のもの…
または戦後の日本経済、もしくは日本語で書いた経済理論、日本の文化などがあり、
学術書には驚きました。中国人学者(私の一年上の先輩の博士も並べていました!)が日本語で書いた
論文が中国で出版されています。研究テーマは中国のジェンダー
ありとあらゆる形態の出版が可能になっているようです。
日本語学習者用読み物の種類も豊富でした。
今の若者、情報の溢れている会社のメリットとデメリットを両方味わっているに違いないでしょう。


中国映画や日本のアニメに関する本を自分の勉強用に思わず買ってしまいました。
興味津々です。


ちなみに、四川の友達に4冊ほど買ってきましたが、どれもCD付のビギナー用です。
なるべくやさしそうで、読む興味を誘うものを選んでみました。
一番笑ったのはこれでした↓

なんと最初から最後の356ページまで、すべて中国語漢字で発音を記していたのです。
例をあげると、こんな感じです。

植物 植物(しょくぶつ) sho ku bu tsu 笑庫不此(爆笑爆笑)
树枝 枝(えだ)   e da 爱搭

ためしに漢字発音だけを同僚に見せて発音してもらうと、
頭を振って何のことかなさっぱり分からない様子。
単語のみならず、文まで発音をつけていました。
よくも気が狂わずに、最後まで音をつけることができたな。頭を下げます。