王府井の中日民間文化節

映像もご覧いただけるようになりました↓http://japanese.cri.cn/151/2007/09/16/1@103307.htm


35周年お祝いに、様々なイベントが熱烈に開催されています。
今日は、両国のお祭りの「デモンストレーション」がありました。


私の記憶では、北京の大通りで、日本のお祭りのパレードが見えたのは、
今回が初めてではありません。
15年前の20周年記念の時にも、諏訪太鼓やねぶたを始め、
大規模でやってきました。
うろ覚えですが、前回は一般市民も近づいたり、触れたり、
一緒に行進したりできたように覚えています。
今回は、たいへん秩序良く組織されていて、
実行委員会のトップの方たちがずらりと列席し、
座席も多く設置されました。


一方、パスのない大勢の一般市民は柵や
守衛でできた「人間のたて」(笑)を隔てて、
遠くから眺めるしかありませんでした。
だからでしょうか、
何人かに感想を聞いてみても、
それと言った感動のフレーズが聞けませんでした。
それもそのはず。
イベント自身はとても良い発想だったと思いますが、
一般の傍観者にとっては、
テレビのショーを目の前で見ていたようなものに過ぎず、
近くにいてもなかなか直接触れ合えなかったからです。
どうやってより一般の人々に近づけた形で
イベントが開催できるか、永遠の課題かもしれません。


竿灯祭りのショーは初めてみました。
圧倒されました。


もう一つ感じた個人的な感想は、日本のお祭りは、
各地方を中心に伝承、発展し、
地域の人が幅広く参加することで成り立っているところが個性のようです。
中国は残念ながら、現在は、こういった形で存続している
ものがたいへん少ないです。
そのほとんどは、民間の要素を取り入れながらも、
特定の地域とは関係なく、抽象化されたコンセプト、
太鼓、獅子舞、龍灯などでお祝いのムードをかもし出したものです。
それぞれ面白かったですが、
やはり社会の成り立ちの違いを感じさせたステージでした。