国務院:学校を最も強固で、安全な場所に!

北京は晴れ。15〜29℃
北京植物園には色とりどりの花が、爛漫に咲き誇っています。


■夏の中国は卒業の季節


用があり、北京大学に出かけてきました。
卒業まで一ヶ月あまりとなったため、あわただしい雰囲気が漂っていました。
論文印刷のチラシや看板もあちらこちらで見かけました。
今日、あるMBAコースでは卒業式を行ったようで、
黒い修士服や帽子姿で、興奮した顔をしながら、
記念写真をとる学生たちがいました。


修士課程にいる日本人留学生の友達の尾藤さんも今年卒業する予定で、
口頭試問が2日後に控えているようです。
ついでに、久しぶりに尾藤さんに会ってきました。
印刷が仕上がったばかりで、できだてほやほやの論文までもらえました!
格調の高い中国語で理路整然と整理してあり、敬意を表します。
全部で5年半に渡る北京での留学。
様々なことを経験し、多くの社会活動を経て、
また多くの中国人の友人ができたと言います。
春から日本での就職も始まったようで、
今回は口頭試問のため、休暇をとり、大学に戻ったようです。
5年前に比べて、いっそう磨きがかかり、
大人になったことを実感しています。


環境への一貫した関心を貫いての就職ができたようで、何よりです。
中日だけでなく、世界を跨いでこれらも大いに頑張ってください!!



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■国務院:損壊校舎のサンプルを収集

犠牲者の人数の更新が痛ましい。目を覆いたくなります。
ある程度、心の準備があっても、見たくない数字です。
688,858人…


新京報によりますと、国務院震災救助総指揮部の会議では、
「大地震で一部の学校の校舎が倒壊し、学生を死傷させ、
 数多くの家庭に極めて大きな不幸をもたらしたことに対し、
 党と政府は深く心を痛めている」と述べ、
また、犠牲した生徒の善後処理を全うするよう指示を出したようです。
さらに、5月28日〜30日、中央政治局常務委員の劉延東氏が
四川の被災地を訪れ、小中学校を視察しました。
「学校の再建を被災地復興の優先事項にし、
 学校を社会で最も強固で、安全な場所にしていく」と約束しました。


また、都江堰市の常務委員で、政法委のハン書記は、
「5月12日に倒壊したシュウ源中学の校舎からすでにサンプルを取り、
 それを保管している。これらは手抜き工事だったかどうかを
 取り調べる上での肝心なもので、コアとなる根拠になる。
 校舎の品質問題はかならず突き止める」と述べました。


ハン書記によりますと、
一部の建築材料はすでに規律委員会に手渡し、
セーフティーボックスに保管されています。
中央政府もこの問題を大変重視し、取調べはすでに始まっています。
専門家もしくはアセスメント機構より建築資料と証拠に対する
収集と分析を行う予定です。
なお、シュウ源中学の倒壊現場は証拠を保管するため、
すでにそのままの状態で立ち入り禁止にしています。


さらに、市政府は遭難した生徒達のために、山に墓地を作る予定で、
「クラス単位で、自由参加の原則で提供する」とのことです。


ちなみに、シュウ源中学の全校生徒数は1800人。
このうち、18クラス、計1200人が瓦礫の下敷きになり、
遭難した生徒は数百人以上に上っていると伝えられています。