身近の四川人

北京は連日、雨が降っています。
江南の春のようです。
まだ、真夏日が現れていません。
内モンゴル上空の冷たい空気のため、
ここ十年、最も雨の多い6月だったとかと言われています。



北京は五輪のラストスパートに入りました。
6月29日から、地下鉄で抜き取りでセキュリティチェックが
行われるようになりました。
その一ヶ月ほど前に、北京の地下鉄は、
史上初の駅を出る時もチケットを再度検札されるようになりました。


さてさて、気づけば、自分の周りに、四川人がずいぶん多いようです。
たとえば、職場の掃除係の女性。
本当に、丁寧に、きれいに掃除してくれています。
家は、綿竹。現地にいる息子二人は中学生と高校生。
家は幸い、無事でしたが、学校は当分の間、休みなので、
やることもないから、両親を訪ねて北京に来ているようです。


そして、今日出会った、プールで掃除しているおばさん。
北京で暮らして23年になるようですが、
四川のなまりは変わりません。性格ももちろんです。
素朴で、誠実そうで、やさしそうなおばちゃんです。
夫の父親は広元近くの村に住んでいます。
地震で家のかわらが崩れ落ち、
その後、ずっと自分たちがビニールで作ったテントで暮らしていました。
しかし、テレビで、自分たちよりずっと
被害が深刻だった都江堰の様子を見ました。
「かわいそうに」。涙を流しました。
村中の人が義援金を寄せました。
おばちゃんの舅は50元、義弟は100元それぞれ寄付したようです。
「本人たちは、現金収入がまったくないのにね」。
おばちゃんは半ば嘆いて、半ば誇りの表情でした。


テント生活は老人にかける負担は重いようで、
しょっちゅう風邪を引いたり、熱が出たりしているようで、
背中が痛いとか体調の不順が訴えられていたようです。
また、手作りテントが途中、崩れてきて、
舅さんの腕に倒れ、怪我をしたこともあったとか。


一ヶ月ほど前、舅さんと義弟は故郷から1000キロほどの長距離バスで
成都に行き、さらにそこから1200元もかかる飛行機で
北京に来ました。
北京も北京で、舅さんにとっては、慣れないところのようで、
体調の不順が続いているようです。


留意してみると、四川は実は、身近にあります。























北京は連日、雨が降っています。
江南の春のようです。
まだ、真夏日が現れていません。
内モンゴル上空の冷たい空気のため、
ここ十年、最も雨の多い6月だったとかと言われています。



北京は五輪のラストスパートに入りました。
6月29日から、地下鉄で抜き取りでセキュリティチェックが
行われるようになりました。
その一ヶ月ほど前に、北京の地下鉄は、
史上初の駅を出る時もチケットを再度検札されるようになりました。


さてさて、気づけば、自分の周りに、四川人がずいぶん多いようです。
たとえば、職場の掃除係の女性。
本当に、丁寧に、きれいに掃除してくれています。
家は、綿竹。現地にいる息子二人は中学生と高校生。
家は幸い、無事でしたが、学校は当分の間、休みなので、
やることもないから、両親を訪ねて北京に来ているようです。


そして、今日出会った、プールで掃除しているおばさん。
北京で暮らして23年になるようですが、
四川のなまりは変わりません。性格ももちろんです。
素朴で、誠実そうで、やさしそうなおばちゃんです。
夫の父親は広元近くの村に住んでいます。
地震で家のかわらが崩れ落ち、
その後、ずっと自分たちがビニールで作ったテントで暮らしていました。
しかし、テレビで、自分たちよりずっと
被害が深刻だった都江堰の様子を見ました。
「かわいそうに」。涙を流しました。
村中の人が義援金を寄せました。
おばちゃんの舅は50元、義弟は100元それぞれ寄付したようです。
「本人たちは、現金収入がまったくないのにね」。
おばちゃんは半ば嘆いて、半ば誇りの表情でした。


テント生活は老人にかける負担は重いようで、
しょっちゅう風邪を引いたり、熱が出たりしているようで、
背中が痛いとか体調の不順が訴えられていたようです。
また、手作りテントが途中、崩れてきて、
舅さんの腕に倒れ、怪我をしたこともあったとか。


一ヶ月ほど前、舅さんと義弟は故郷から1000キロほどの長距離バスで
成都に行き、さらにそこから1200元もかかる飛行機で
北京に来ました。
北京も北京で、舅さんにとっては、慣れないところのようで、
体調の不順が続いているようです。


留意してみると、四川は実は、身近にあります。