スポーツは楽しめるもの

北京は今日、爽やかな一日です。


四川大地震が起きて3ヶ月の日です。
午後、こんな動きがありました。
http://japanese.cri.cn/151/2008/08/12/1s124066.htm


顔があったことのない友達で、
四川でボランティアを続けている人がいます。
敬意を表します。募金の対象者探しについて、引き続き協力してくれています。
いくつか候補が上がり、資料も集まっていますが、
今度、ネットカフェに行く時にメールしてくれることを約束してくれました。


さて、五輪関連の報道で、たいへん良かったと思ったのは、
メダルラッシュの報道だけではなく、
スポーツを楽しむために、五輪に参加した選手のことも大々的に報じられていることです。
この中で、国籍を超えて、外国籍になって活躍している元中国代表の活躍にも
大目に見ていて、応援している声があることを本当に嬉しいです。
たとえば、84年のロサンゼルス大会でフェンシングの金を手に入れた栾選手。
これまで、中国代表が五輪のフェンシング種目で獲得した、唯一の金メダルでもあります。
今年は50歳。3人の子どもの母親でもあります。
今の国籍はカナダ。
今回は、自分の子どもと同じような年の選手を相手に戦い、ベスト32にエントリー。
「カナダでは、国家サポートの体制がないので、訓練など、すべて
 自力で行う。しかも、優勝した選手への奨励金は、人民元にしてわずか14万元。
 栾はスポーツを楽しむために参加したのだ」と報道されています。


郎平選手の率いるアメリカのバレーボールでも、「もし優勝したらどう思う」について、
「中国人の誇りです。中国人監督が彼らをチャンピオンの座に率いることになるので」
と答える人が多いです。


選手に国籍があるが、スポーツには国籍はない。主流になりつつ見方になっています。