劉翔棄権への反応+水立方、水中で踊る孔雀


今日の北京は22〜29度。やや曇りですが、暑くなく、最高の五輪日和です。


四川大地震、百日目になります。
 親族をなくした方は、悲しみは和らげることはないと思います。黙祷■


■今朝の<新京報>、最後のページは劉翔の一面CMでした。
他にも、数多くの都市報はこのCMを一面に掲載した。

コマーシャルとは言え、なんだかほっとしました。
劉翔にもこれを見てもらって、ほっとする気持ちになってほしい。
劉翔に期待を抱いているすべての人に心のケアをしてくれたCMでした。


爱比赛
爱拼上所有的尊严
爱把它再赢回来
爱付出一切
爱荣耀,爱挫折
爱运动,即使它伤了你的心


(仮訳)
好きだ!闘いが

好きだ!すべての尊厳をかけた勝負が
好きだ!再び奪回することも
好きだ!全力投球が
好きだ!名誉も 挫折も!
好きだ!スポーツが

たとえ 君の心を傷つけたにしても 



テレビやラジオでは、夕べ10時、劉翔が受けた取材を繰り返し
放送しています。
「今の私は最高のコンディションなのです。
 早く怪我を治したい。
 我知道我行(自分がまだいけることを知っている!)」


さて、劉翔選手をめぐり、色んな反応があります。
同僚や周りの人は理解を示した人がほとんどです。
ただ、素直にこう反応した人もいます。
たとえば、アパートのエレベーターの番をするおばさんは、
「仕事をサボって、テレビ中継を見に行ったのに。
 もう、頭に来て。
 怪我したことを、何故、事前に教えてくれなかった?」
同じ階の近所も、
「知り合いは6000元でチケットをやっと入手したのに」、
知人のために残念がっていました。
劉翔選手の棄権を見て、
「祖国は私を試合に送り出したのであって、棄権しに出したのではない」という
昔、怪我しても頑張って試合全コースを敢行した外国人選手の言葉を引用して、
「歩いていても、110mを全部クリアすべき」、
「歩きながら、ハードルを一つ一つ手で倒しながらも、ゴールにたどり着くべきだ」
という厳しい意見がもありました。
スポンサーの利益の視点から、様々な憶測もありますが、
強靭な劉翔選手、その時に、棄権にしたのは、
間違っていない選択だったと思います。
総じて言えば、
劉翔に拍手を補うべきだ」
「中国人の国民の心理がこれで一段と成熟した」
劉翔がいなくても、五輪は相変わらずワンダフルだ」…
など寛容で、冷静な意見が多かったです。
ヤオミン選手に見習って、怪我の様子をタイムリーに記者会見を開き、
透明にすべきだという声がありますが、
劉翔選手本人に対しては、同情と理解の声が圧倒的に多かったのではないでしょうか。


これからの劉翔は年末まで、怪我の治療に専念するようです。
25歳は陸上選手にとって、もう若くないようですが、
これからの選手生涯でどこまで自分を乗り越えることができるか、
見守りたいです。


☆シンクロ予選二日目


昨日から、個人的に楽しみにしているシンクロの試合が始まりました。
さきほど、中国の双子姉妹のパフォーマンスが行われました。
双子しかできない演技があり、感動しました。
中国人大好きな孔雀の踊りを取り入れました。


井村コーチの笑顔が素敵でした。

ロシアの白鳥の湖にもめちゃめちゃ感動しました。
イスラエルは中国カンフを取り入れて、演じていました。
シンクロの演技にも色んな可能性があるようですね。


イスラエル選手の水着、背中に「龍」の字が書かれていました。


日本代表はこれからです。