14日生放送のご案内+毛さんの日本

いよいよ明日午後で10回目のネット対話の本番を迎えます。
お時間のある方、ぜひどうぞ。

日本時間午後3時から〜5時半まで。
 前半40分は中国語、
 後半90分は日本語です↓
(日本語)http://japanese.cri.cn/other/08jpn-chi/wlduqf10.htm
(中国語)http://gb.cri.cn/news/other/09china-jpn1/index.htm

ゲストは映画『靖国』の李纓監督、
   早大元総長の西原春夫氏、
   東洋学園大の朱建栄教授、
   北京大留学生の加藤嘉一さん 


10日ほどかけて実施したアンケート調査は
お蔭様で(現在まで)、
中国語では3600人、日本語では88人に回答していただけました。
回答してくださったすべての皆さんに謝謝!
一部見るに耐えない書き込み(笑)もありましたが、
注目してくれたことに対して感謝申し上げます。
また、日本も中国も半分以上の人が相手国に「興味を抱いている」という
ところを興味深く見させてもらいました。

■結果表示:
 日本人向け「私の中の中国」
http://app.chinabroadcast.cn/questions_e/stats.php?sid=134&st=a&vw=a
 中国人向け「私の目の中の日本」
http://app77.cri.cn/stats.php?sid=114&st=a&vw=a


早大天児教授のインタビューです↓
http://japanese.cri.cn/1041/2009/01/13/1s133774.htm

昨年末、北京で一年ぶりに天児教授にお会いしました。
いつもと変わらないスポークスマンの風格。
貴重なお時間をゼミ生たちとの集まりに割いてくれました。
そして、いつもと変わらない本音でのトーク
しかし、やはり今回は、今まで以上に
中国に対する視線が一段と厳しくなったことを感じました。
ただ、私としては、必ずしも同感できないと思ったところもあったので、
それについて直接感想を述べさせてもらいました。
一方、天児氏の理想主義的なところ、
「本当に良い関係とは本音を言い合える関係」には大賛成です。


■夕方、神戸在住の作家毛丹青さんとたまたまチャットできました。
 今やすっかりパソコン人間の毛さん。
 ITテクノロジーの「ネット小達人」(自称)。
 現在、日本語と中国語の複数のHP、ブログ、オンライン動画サイト
 などを運営しています。
 ご本人いわく、「鶏の毛やニンニクの皮」のような
 ミクロ的な視点で日本を観察しています。
 中国のポータルサイトSinaで書かれたブログは
 3年ほどでクリック数は1600万達成!
 「“日本”を専門的に語っているサイトの中で、
 特別に文筆が優れている」と評価が高いようです。
 それに対し、ご本人は「私は心をこめて書ているので」と
 真剣でした。
 築地市場の年始年末の様子を描いた
 動画付きエッセーはなんとクリック数が5万回以上を超えました↓
 http://blog.sina.com.cn/s/blog_4747bc070100bsdq.html


 長年読み続けているファンも多く、
 メールなどで感想がたくさん寄せられています。


「皆、日本のことをとても知りたいようです。
 私の文章は、どれも細かいところに着眼して
 描写しているので、近い距離で日本を知ることができると
 皆感想を聞かせてくれました。
 ずっと読んでくれている読者の皆さんは、
 以前よりも平常心で日本を見るようになり、
 と同時に、日本に対する興味もますます湧いてきたと
 言っています」。


 そして、ご本人が「感動した」のは、
 上海の日本語学習サイトで日本語で書かれたブログに、
 「多くの中国人が読んでくれている」ことでした。


中国国内で日本語学習者向けに出した日本語エッセイ集は
3年間で、すで3刷され、2万冊も売れたと喜んでいます。


インターネットで書かれたブログはバーチャルの世界に限ることなく、
新聞、雑誌など従来のメディアの目にもとまり(())、
北京や上海の夕刊や都市新聞などに相次いで阿毛さんのエッセーが
掲載されるようになりました。


また、日本人がメイン読者のブログもあり、
こちらも「日本のことを書いている」ものです。


二つの文化の間を「魚」のように泳いでいる毛さん。
ネットの持つ果てしない大きな役割に気づき、
その流れに積極的に乗ろうとし、大成功しました。
もちろんそれを支えたのは怠らない勤勉さ、
物事の極意を敏感にキャッチできる繊細さ、
弛まない人生や哲学への思索、そして、
心の中に一刻たりとも忘れていない
美とやさしさに対する追求だったのではと思います。
歴史よりも今を、政治よりも心の通い合える触れ合いを。
これこそ阿毛スタイルの日本と日本文化との接し方です。
それは意図的なものだったのか、
それとも生まれつきの天性だったのか…

そして、彼は言います。
「個人との付き合いを重視し、
 それをあくまでも個人レベルのことに限ってみる。
 決して全体イメージにまで拡大しない」。
異文化や異国の人たちと付き合う時の
大事な基本でもあります。
しかし、ついつい忘れられがちな大事なポイントでもあります。


素敵な生き方をしている人です。