ブログ再開!つばめのス更新+四川の皆さん

お久しぶりです。
一昨日、安徽省から北京に戻ってきました。
今回は思いっきり休ませてもらいました。
ブログも勝手に休んだままにして、失礼いたしました。

一年ぶりのふるさとで感じたことをこれからアップします。
取り急ぎ本日収録の「つばめのス」をご案内します。
今回のトピックスは「春節の過ごし方」です。


つばめが体験した春節の一部がお聞きいただけます。
今回は30分もあり、長くて聞きづらくてごめんなさい。
よろしくお願いいたします↓
http://japanese.cri.cn/1041/2009/02/09/1s134984.htm


帰京の翌日、王府井に行ってきました。

思ったよりも人出が少なくて、イメージ的には
つばめのふるさとのド田舎の町よりも人が少なかったようです。
幸い、散策して町を離れた時、増えてきました。
しかし、長安街に面しているデパートの中は閑古鳥です…


四川の被災地の春節の様子が展示されていました。
良い展示会でした。



ちなみにこういう地域のイベントに行ってきました↓
http://japanese.cri.cn/1061/2009/02/09/1s134953.htm


四川の人って、本当に人情を重んじるやさしい人が多いと思います。
皆さんは信じられないと思いますが、
旧正月前に、なんと、私のところに被害地北川県の住民から
自家製の燻製のハムや銀杏の実、お茶など地元の特産物が届きました?!
昨年、名古屋の弘美人ママをはじめ、日本からの義捐金をお送りしたところ、
その御礼に私のところに代表で送られてきたものです。
ほんとに申し訳なく思っています。
「被災地の住民から肉を奪ったのね」、と同僚たちにも冷やかされました。
写真展を見て、北川は昔から「燻製ハム」の名産地で、
ここのハムがとりわけおいしいというキャプションを見て、なるほどと思いました。


さて、今日も四川の人がすごいと感心したことがあります。


朝から、日本人同僚から詫びられました。
「昨日はあなたを探す電話がかかってきたけど、中国語で意味がうまく
 伝えられず、先方を焦らせちゃったみたいでごめんなさい」。


しかし、一体誰なのでしょうか。
なんと、先方は名前も用件も言い残していませんでした。
そんな中、午後になって、再び電話が鳴り、
同僚から名前を呼ばれて、「電波の状況が悪いから外国からの電話のようよ」
と言われて、出てみたら、電話はもう切れてしまいました。
「外国人なのか中国人なのか」と電話に出た同僚に聞いても、
「さあ、“我找ワンシャオイェン”としか言ってなかったわ…」


すぐに電話のベルがまた鳴り始め、今度はしっかりキャッチできました。
自己紹介の言葉もなく、「あなたの写真は届きました」と四川訛りの男性の声が
聞こえてきました。
???
「ずっとあなたに御礼を言いたくて、家には手紙がかけるものがいません。
 春節休みであなたが長い間休んでいたので、のびのびになった…」
???
話を聞いているうちに、思い出しました。
秋に、北京の朝陽公園で取材した時、
落ち葉を熊手でお掃除していた出稼ぎ労働者のゴさんでした!!
律儀な方でした。
朝陽公園で季節労働をしている方なので、今年もそろそろ北京に来るのかなと聞いてみました。
「今年は北京には行きません。青島で仕事が見つかりました。
 製鉄工場で仕事が見つかりました。今日はこれから出発です」
楽じゃないようなお仕事のようですが、無事仕事が見つかって良かったです。


しかし、何度も長距離電話していただき、
無駄な電話代を使わせてしまい、申し訳なく思っています。
自分の名前を伝えて、私に折り返し電話してもらうように
電話に出た同僚に伝える手もあったはずですけど、
きっと、自分の気持ちを本人に直接伝えないと気がすまなかったのでしょうね。


やはり、人間は感謝の気持ちを忘れていない人ほど魅力があると思います。
四川にはそういう人たちが多いようです。