中国の荸荠と日本のくわい

辞書を調べてみれば、「荸荠」(Bi Qiいずれも2声)
(ちなみに、子どもの時の方言は「土里果」と言ってました)の
日本語は「クログワイ」となっています。

しかし、慈姑(くわい⇒しかし、漢字では、「慈姑」→
「慈祥的姑娘」→「やさしい娘」と書くのは何故か?)で検索してみると、
出てきたのはまるで違うものでした。

 

日本人の友達のなみちゃんが紹介してくれた
クワイの味も全然、こちらの荸荠とは違います。


荸荠は私の家にも作っていた作物(というか、果物感覚で
食べていました)です。
子どもの時、荸荠とねぎと一緒にゆでて食べると
小児脳膜炎予防になると言われていました。
私が通っていた小学校は、窓にガラスもなく、
ビニールを貼って間に合わせていたほどの
土田舎の貧しい学校でしたが、
クワイのお陰で、子どもにとって危険の多い春を
無事、乗り越えたのかもと今も感謝しています。
(そういえば、子どもの時、甘いものがとっても重宝されていました。
 果物が少なかった!砂糖も珍しかったです。
 たかが30数年前のことですが…)


もちろん、食感は生のほうが圧倒的においしいです。
食べると水っぽい荸荠もありましたが、
本当においしかったのはミルクのような真っ白で、
しゃきしゃきしている本物荸荠ですね。
ちなみに、写真を見れば分かる。
これが絶対においしいほうの荸荠です↓

ジュースにしてもおいしいし、中華の炒め物にしても結構おいしいですよ。
皮をむくのは手間がかかるけれど…


しかし、日本のクワイの味、いつか食べてみたいですね。