お日柄も良く

朝から、あちらこちらでいつまでたっても鳴り止まぬ爆竹の音で目覚めました。
西暦は5月16日で、旧暦では4月24日。
偶数大好きな中国人にとって、今日はたいへん縁起の良い日。
結婚式ラッシュの一日のようです。
同僚の結婚式が東交民巷の華風賓館で行われました。
風格のあるレンガ造りのホテルでした。
日本人の同僚たちも数多く出席したため、
新郎の父親は、「国際友人」のため、英語でも挨拶し、皆をびっくりさせました。
にぎやかで楽しい雰囲気の中での披露宴でした。
おめでとう!


午後は現代アートのVillge「宋庄」に初めて行ってみました。
地上からにょきっと生えてきた新しい町で、
広すぎてまだ良く分かりません。詳しくはまたHPで紹介します。

宋庄入り口。「中国・現代アートへの道」と命名したくなるが、
村人の話では、この道がもともとの土の路面からアスファルトに変身したのは
わずか4年前のことだそうです。



↑宋庄の画廊で展示中の2008年の大事件の作品から


夕方になると、昼間のモヤがすっかり晴れ、
ちょっぴり夕焼け空になりました。
バスは建国門附近を走っていました。ふと見上げると、
なんと西の山がくっきり見えました。
北京に来て20年になりますが、建国門から西山が眺められることを、
初めて知りました。
夕方のぬくもりのある光に包まれ、長安街両側のガラスウォールの
高層ビルは、一斉にオレンジ色のツヤを放ち、
長安街は文字どおりの「金光大道」に変身。
夕暮れ前のつかの間でしたが、初めて見た不思議な景観でした。