無事帰国

夜10時半、無事北京空港に降り立ちました。
離陸時、成田は雨。
定刻の午後7時に発つことができれば、夕日をさかのぼって、
おっかけていくきれいな風景が見えたと思いますが…


今回は10日かけて、ウランバートル、東京、長野、北海道を回ってきました。
昨日まで、上富良野のなだらかな曲線を打つ丘にあるペンションにいたことが、
夢のようです。
美景や森や草花の匂いが混じっている新鮮な空気は言うまでもなく、
車から出ると、野原は風のささやき、セミ、鳥、蛙が大合唱を奏でて歓迎してくれたことに
感動しました!!
五感で味わう北海道はさすがに格別なところです。

札幌と北京は今日、直行便がないため、新千歳から50人乗りの飛行機で
まず成田に出て、そこから夕方のCAに乗り継いで北京に戻ってきました。

CAの皆さん、やはり今日も親切でないなと感じました。
180人乗りの飛行機で、今日は80人ほど搭乗し、中には日本人ツアー客の姿も結構見えました。
しかし、今日の便には日本語の分かる乗務員は乗っていませんでした。
そのため、インフルエンザ対応の連絡カード(中英のみ)の記入や、
着陸後、検疫係が乗り込んで体温検査することなど、
説明が日本人客にうまく伝わっていません。

聞くと、「日本語が分かる乗務員が乗る時もあれば、乗らない時もあります」。

夜だったせいもあるのか、中国語と英語の分からない乗客にとっては、
全般的に寂しいムードの中で飛行機に乗り、
勝手が良く分からないまま飛行機の中で待たされ、
空港の中で右往左往していたようなところがあります。
もし中国がもっと海外の人に観光に来てもらいたければ、
ほんとに改善すべきことがたくさんあるように思いました。


さて、今回の訪日団5人のうち、私以外の4人の同僚はみな初めての訪日でした。
今回の駆け足での日本体験には、みな、たいへん満足の様子でした。
「人々の素養が高く、物事に対する態度が真摯で、人と接する時は親切だ」と
良いイメージを持ちました。

帰りの飛行機で読んだ朝日の夕刊では、
日本を訪れた海外の観光客は全般的に25%減少したが、
中国からの客だけが5%伸びたと報じています。

成田空港でも免税店の中は買い物に追われている中国人の姿が目立っていました。
店員には中国人も多く、もしくは中国語対応可能の日本人店員の数が
増えたように思います。
「朝日」の記事では、「旅行で来日する外国人のお土産の購入額は平均4.5万円。
中国人に限ると8万円を超える」。
札幌を出る前、山のように「白い恋人」を買い込んでいましたが、
成田空港でも3時間ある待ち時間をたっぷり免税店で過ごした
私たちの一行5人の姿とオーバーラップしました。


ちなみに、最近人気ドラマ『潜伏』のヒロインで
話題になった人気女優のYaoChenさんも同じ飛行機に乗っていました。
マネージャーと女性二人でエコノミークラスの旅でした。
お化粧気がなく、素顔のYaoさんでした。
同じく、成田空港の免税店でぬいぐるみを初め、
いくつもの免税店の袋を抱えていました(^^)