中国人の日本観光ブーム 北海道の次は京都か?

 中国の旅行会社にとって、この夏の最重要課題は日本行きツアーのエアチケットの確保のようです。

 一方、個人観光ビザは昨日から、北京、上海、広州の三箇所から中国全土に拡大したようです。
 聞いた話では、個人ビザが解禁した昨年7月から今年の5月までの11ヶ月の間、申請件数は2万402件で、うちわけ、上海が5割、北京が4割で残り1割弱が広州となっているようです。個人ビザの件数がそれほど多くはなかったようですが、それにあいまって、団体客が増え続けているようです。

 日本側の統計では、昨年、訪日中国人の数は101万人で、各国の訪日観光客数が軒並み減っている中、唯一減ってはいない国だそうです。
今年は1月から5月までの実績では、月間12万人ずつとなっているので、通年では少なくとも150万人、高ければ180万人に達するだろうと見込まれています。

 ただし、中国人として気になっているのは、受け入れ側の中国人観光客への印象です。不確かな情報ではありますが、小耳に挟んだ「調査した観光土産品店のうち、6割が中国人客が来なくても良いと答えていた」、本当かうそかの噂でした。それだと寂しいなと思っています。

 個人的には、前回、関空インで日本に行った時、入国検査のスタッフのまなざしの冷たさに驚いたことがあります。
 礼儀正しい、挨拶をよくしている、接客態度が良いというのが、私がこれまで、日本の接客業から受けた印象でした。しかし、前回では、こちらからの「こんにち」や「ありがとう」に反応はまったくありませんでした。
中国人観光客が増えると、日本国内の「中国化」も進んでいるのかと内心、嘆いていました。

 さてさて、小耳に挟んだ確かな情報を一つ。
 2年前の正月映画『非诚勿扰』で中国人の北海道観光ブームを引き起こしたのに次、次のブームを起こしたくて、両国の映画関係者が新しいラブストーリを作ろうと企画をしているようです。なんと、ロケ地の候補に京都、京都!!の可能性が大のです。
 主役はイケメンの中国人80后スターのようで、ストーリーは純粋はラブストーリーとなっているようです。果たしてどのような映画になるのか、楽しみです。
そして、若き頃、私も半年間お世話になる京都の町の観光ブームを作り出せたらいいなと願っています。