さよなら 日本＆ありがとう♪

帰国日です。
これで丁度一年間、日本で滞在することになります。

同期で来た仲間では、私は最後に帰国する人となりました。
ぎりぎり出発時刻の直前まで、部屋の片付けを続けていました。
一年間お世話になった部屋が、
ようやく最初の姿にきれいに戻ったのを懐かしむ間もなく、
迎えの車が到着したとの連絡を受けました。
やさしい同僚・国さんが超多忙な日程をやりくりして、
空港まで見送ってくれることにしました。
結局、荷物が7個になってしまったので、
どれだけありがたいことだったのか。感謝感激雨あられ！

寮の友達の暖かい視線を浴びながら、
皆さんと手を振ってお世話になった後楽の地とさよならしました。
やはりお別れなら、ばたばたしながらのお別れが一番良いみたい。
何故かというと、
懐かしむ暇がなく、充実した思いのままで別れることができるからです。

首都高の市内区間は北京の四環路以上の渋滞ぶりでしたが、
それを潜り抜けると、空港まではスムーズに行けました。
そして、成田空港では、
なんとビッグ・サプライズがありました。
大相撲の伊之助さんと奥様の逸子さんが早々と到着して、
待っていてくれていたのです。
「お忙しいのに、」との私の申し訳ない声に対し、
「いやいや、今日の仕事はこれです」、とにっこりした伊之助さん。
北京公演の時、通訳をしていたことがご縁となり、
今回の滞在期間中もすっかりお世話になりました。
それにしても、なんという律儀さ。
伝統文化の世界を生き続けている方の情に篤いやさしいお気持ち、
心から感謝です！！
とりわけ、逸子さんの明るくて素敵な笑顔が、
私の脳裏には雅やかな日本的な美としてフィックスされ、忘れられません。

とにかく、数多くの日本の友人のおかげで、
思い出いっぱいの日本滞在ができ、
別れを惜しむ懐かしい気持ちで帰国できました。

もう一度、皆さん、謝謝！