プールで

3ヶ月ぶりにプールに入りました。
行きつけのプールは、国慶節の時から長〜い、
ボイラ改築工事が続いていたので、
泳ぎたくてむずむずしていました。
泳ぐのはまったくの下手の横好きですが、
肩こり、背中こりをほぐす上、
どんなマッサージより利くので、定期的に行きたくなります。


改築後のプールはどんな風になったのか、楽しみ半分、
不安半分でしたが、幸い、床の敷きなおし程度で、
ロッカーもシャワーの蛇口も元のままで、なんとなく安心しました。
シンプルで質素なところが良かったところなので、
それに、プールができて10年未満なので、
まだ入れ替えの時期にはなっていないと思います。
良かった良かった。


「すみません。今日は初めてプールに入るもので、、、」
水着の帽子をかぶっているところ、
そばにいる若い女性から声をかけられました。
数年前に、私もほとんど泳げない状態で、
ここに来て、いつもばったり出会う名前すら知らない
熱心なおばさんに手取り足取りでコツを教えてもらいました。
昔の自分を見たようでした。
私と違って、水のちっとも恐れない子で、
初めてのプールなのに、いきなりもう真ん中のレーンに入り、
大胆に色んな動作に挑戦しました。
早大の水泳教室に通っていた頃に教わった知識を
一生懸命に思い出して、彼女にトライしてもらいました。
早大で出会った水泳コーチは、
岡さんというめちゃめちゃ魅力的な先生でした。
「頑張る必要はなく、各々はマイペースで行こうね」、
いつも口癖のように説いていました。


30分しないうちに、なんと、足でプールを壁を蹴れば、
10メートルほどは水の力で前進できるようにまでなり、
何もつかまずに、足をばたばたさせることまでも。
天才じゃの。
勇気のある人はさすがに違うと思いました。
思わず彼女に拍手を送りました。


日本で教わったことは、このような形で自分だけでなく、
ほかの人にも役立てたことは、思えば、とても不思議なことです。
しかし、とても嬉しいことでもあります。


けど、嬉しいことばかりでもありません。
自分の泳力は、1年前半前までは、
クロールは一気に30メートルほどは泳げたが、
今は完全にだめになりました…
めまいがする…十メートルも行かない内に、
水が回ってきて、屋根まで回ってしまい、
頭がふらふらしてしまう…
悲しいよ…
当分は平泳ぎで行きますが、早く、クロールの感覚が戻ってほしい。