値切りの達人

買い物する時、値切るのが上手な人と下手が人がいますよね。
悲しいことに、自分は言うまでもなく後者です。
しかし、今日はやっと
正真正銘の値切りの達人にコツを教わることができました。


5年ぶりに北京を訪れてきた甲府の平川さん。
還暦お祝いに、奥様をつれて北京に来てくださいました。
いつ、どんな時も、仲むつまじくしているお二人、
相手に対する思いやりの気持ちが溢れていて、
感動してしまいます。


その平川さんが実は、値切りの達人だったとは。
驚きました。
コツは、実はきわめて簡単なことかもしれません。
要は、大胆に値切ることです。
キーワードは
大胆、
大声、
笑顔です。
今までの私の場合、
「言い値の半分以下なんての値を口に出すと、
 売り子が自分が馬鹿にされたと怒り出すのではないか」
と心配するのが心の邪魔でした。


そんなこん、関係なし。
互いに駆け引きなので、
楽しくやり取りすればよい。


「繊細」な私にとって、今日は、意外な発見がありました。
シルクの刺繍で作り、串になった12支の人形は、
言い値が120元でした。
それを、言葉も分からない達人が
電卓を打ち合い、交渉した結果、
「3つで130元」になりました。
(もっと値切れば、120元になれたところ。何せ時間に追われていたから)
売り子は、
「こんな料金じゃ大損した」と怒りっぽい顔でした。
しかし、お金を受け取ってからは、
うんと楽な表情に変わり、笑顔を綻ばせ、
次から次へとほかのものを進めるようになりました。
さっきの怒りっぽい顔がうそのように消えました。
「ものが売れて嬉しい」。
素直になった店員がさっきよりずっとかわいく見えました。


コツは笑顔、大声、大胆。
対人関係の良い練習になりそうです。
そうです。
怒られることを覚悟して、
次回、腕を試したいです。