秋の雨 愛ちゃん、頑張れ!!

北京は雨で、急に秋になりました。
最低気温は22度、最高は29度。体感としては、もっと涼しく、
夏の格好では肌寒く感じるほどです。


アーチェリーの種目で、中国の張選手は史上、初の金を手に入れました。
韓国のベテラン選手と接近戦が繰り返され、
途中、7点という予想外の低い点数も出てきて、観客が冷や汗を掻きながら、見ていました。
「矢を放った瞬間に、会場からフラッシュが光った」。後に、張選手はこう話しました。
危うかったです。観戦マナーに気をつけなくちゃ、要反省です。


試合開始6日目の今日、中国勢のメダル数は一気に22個に増え、
二位のアメリカを遥かに抜いています。
「中国の国歌ばかり流されると、外国の選手や観客はつまらなく感じるのでは」。
このように、やや心配になったのは、中国人の私でした。
これに対して、「いや、ホスト国だから、当たり前でしょう。
それに、アメリカが強かったので、今までは、ずっとアメリカの国歌ばかり流されていたし」…
このようにレスしたのは日本人同僚のAさん。
互いに相手の立場に立って、物事を考えると、
このような良い対話ができるのだと、後になって我ながら、感動しました(笑)。


卓球のことを思い出しました。
世界選手権で中国人選手が大活躍した頃、
中国の新聞には「中国が勝った、卓球は負けた」という表題のコメントが掲載されていました。
今日も愛ちゃんと対戦していたのは、元吉林省出身の唐選手でした。
ほかには、オーストラリアやシンガポールなどのナショナルチーム
中国籍の選手がいます。
コーチのことを考えると、中国がらみの選手がもっと多くなります。
圧倒的な強さを保ちながらも、卓球が世界の人に好かれる種目になってもらわないと、
大きな課題です。
昨日の試合は見ませんでしたが、愛ちゃんは、今日、あまり調子が良くなかったようです。
元気がありません。
ナイスと思えるプレーが少なかったです。
中国でもファンが多いので、ホームの感覚で戦ってもらえるはずなのに、
成績を気にせずに、頑張ってほしいです。
一旦、劣勢にたった選手が挽回して優勝した例が今大会でも何度もありました。
たとえば、昨日の中国体操。隊長の程Feiはうっかり平行棒から落ちてきました。
しかし、それに影響を受けることなく、中国代表は団体で金を獲得しました。


それから、射撃の杜麗選手のこともあります。
杜選手は、今大会で、中国代表のために、初の金メダルをゲットすると有力視されていました。
しかし、初日の試合は惜しくも5位。金とは無縁の結果でした。
ジャッキーチェーンも惜しく感じたその杜選手は、
今日はなんと50mの種目で金メダルに輝きました。おめでとう!!


ラジオでは、クイズが出されました。
日本蛙王北島康介の実家は何の商売をしているのですか?
さっそく、「开肉餅店的」という回答があがりました。
そういえば、精肉店が中国語でなんと言えばいいのかな。
中国語だと、「精肉」に対して言う言葉は「肥肉」で、つまり、
白身の肉なのですが…