鳥の巣で、聖火を手に+自熱弁当の感動


■鳥の巣への道■

澄代先生のご好意で、鳥の巣のチケットをゲットしました。
日本のピアで当たったチケットで、北京→日本→北京のルートを経て入手しました。
サンキュー!













大流行の青花磁模様を取り入れた地下鉄五輪支線・北土城駅。


鳥の巣とその周辺は、目まいが起こすほどきれいです。
幻想的な世界に足踏みをしました。
周りの施設も全部使用開始したので、
テストマーチの時以上に、幻想的で、真実味が薄いです。
しかし、とってもきれいです。
電飾でかもし出されている未来社会に来ました。
国家会議センターの数十メートルある壁の外壁は
そのまま、一枚のスクリーンになり、人間が馬をつないで、
歩き続けている投影が写っていました。
水立方は次から次へと色を変え、妖艶な光を放っています。
トーチがあかあかと燃えていました。
五輪が本当にいま、開いている最中だ。実感が湧いてきます。








七色に変化するのは、水立方だけではない。
玲瓏タワーも同じく人を惑わす魔力のある塔なのです。



ピントがずれて残念ですが、アングルをきちんと決めれば、
誰もがトーチを手にすることができる。嬉しいことです♪



鳥の巣の中に座って、こちらも満足しました。
しかし、だからこそ、ほんとうに、
まあ、なんと言えばよいだろう、
ぷんぷん、かんかんに怒りたくなります。
「悔しい。開会式の日、何故、私はこの場にいることができなかっただろう」。
こんな素敵な世界に、自分が参加できなくて、我慢できない(笑)。
まあ、蒸篭のように暑かったようとは言え、
この身で体験し、この目で見たかったのにな…
しかたがなく、目をつぶり、
目の前に、ちかちかと飛天が飛んでいくのやら、
李寧が吊るされたまま、空中で走っていくのを想像して、
我慢することにしました…


テスト大会GoodLuck北京の試合同様、同じ会場で、色んな種目が
同時進行で行われていました。
女子400メートルハードル、1500M、1万メートルのほか、
ハンマー投げ(室伏選手が惜しくも五位)、
走り高跳び
三段跳び、などなど。

今晩の鳥の巣で、なんと、世界新のボルトのための授賞式が行われました。
近くで本物が見られて、嬉しい。
と言っても、テレビ画面でしかはっきり見えませんが。
今晩も女子の陸上では、ジャマイカの一人がちでした。
女性走者の世界記録も。
世界で最も早く走れる人は、ジャマイカ人だったのか。


日本勢が頑張っていました。
しかし、アジア勢は総じて、速くありません。残念ですが、事実なのです。
劉翔アテネで金を取ったことの意義を身を持って体験しました。
走ることはただ走ることだけでなく、
ある意味、いろんなことにおいて、象徴的なものなのかもしれません。
しかし、優位でないことを知りながらも、
あきらめずに、勇敢に挑戦し続けている選手たちにも敬意を表します。


■大感動、自熱式弁当■

観戦以外に、オリンピック公園でたいへん感動したものは、
自熱式弁当でした。

なんと、火を使わず、糸を引っ張れば、
ぐつぐつと自分で自分のことを加熱する弁当があるのです。
地震直後の四川に、こういうお弁当があるとどんなに良いことでしょう。
しかも、値段は20元で、場所のことを考えると、そんなに高いとは思いません。
(局のカフェテリアで食べた弁当は10元。味はいまいち)
江蘇省で作られているようです。
原理は、どうもホッカイロに似ているようです。

化学反応を起こして、熱を起こし、それでご飯とおかずを温めるようです。
糸を引っ張れば、たちまち、蒸気が立ち上り、温度は最高150度にまで上昇するようで、
うっかり触ると、やけどしてしまいます。

ただ、8分〜11分も待たなければなりません。
外出すれば、それが食事の後でも、すぐお腹が空く人にとっては、待てません(笑)。
味が、とってもおいしかったです。ご飯もおかずも!
お土産に買って帰りたいほどです。
マックしか食べなかった姪っ子たち、もったいないことをしました。

とにかく、オリンピック公園に行くことがあれば、チョーお勧めです。


■帰りの地下鉄■

今度はオリンピック公園駅からの乗車。ここも中国色豊かで、きれいでした。
使い勝手が便利そうで、好きです。
北京の地下鉄は五輪の間、深夜の1時過ぎまで運行しています。便利です。
帰宅の際、ほとんどの人が五輪観戦の関係者でした。
入場券が乗車券になれるので、なんだかたいへん得した気分です(^^)





太鼓の壁の中は、エスカレーターだった