自転車競技観戦

今日は、自転車競技の最終日。




家から自転車に乗っていけるほどの近さなのに、
まだ一度も中に入ったことがありません。
これぞ、ラストチャンスと思って、
最後の試合を1時間半ほど観戦しました。


チケットはその場で買えました。30元。
座席指定はしていない。
しかも、この券を見せれば、本日中、地下鉄もバスも乗り放題。
(タクシーは利用できないのが、本当に残念です…)


オリンピックのチケットもここまで、
たやすく、気軽に、手ごろな値段で買えると良いのになと思いました。
もちろん、パラリンピックも水立方などの人気競技場や種目は、
すでに売り切れになったところもあると聞いています。


私が入場した時、どこかの会社か団地の関係者のようで、
長蛇の列を並んで、入場チェック待ちしていました。


幸い、「正式な入場券を持っている人は先へどうぞ」、と言われて、
すぐに会場内に入れました。

初めて見た自転車競技はすごい迫力がありました。
座席は最初は一番上のほうしか開いていなかったので、
徐々に人の移動により、下のほうの席に座れました。
そしたら、ドンドンドン、と、床に凄まじい音を立てて。
疾風のごとく、目の前を飛んでいった選手の勢いを肌で感じることができました。


二組の二人乗りの競技(正式名は何だろう?)は、
面白かったです。意地悪かったです(^^)
最初の一組は強豪イギリスとドイツの対戦でした。
右手からしか追い越せないため、
左のほうにいる組は、じっと、頭を斜めに、
後ろにいる組をにらめっこしながら、走っていました。
最初は、ごく、ごく、緩やかにスタートしました。
「自転車って、こんなに遅いものだったのか」と思ったほどに緩やかでした。


しかし、後半になると、もう、飛んでいました。
自転車って、こんなに戦術が必要で、心理的な戦いが必要な
競技かと思いました。


オーストラリアやオランダ、イギリスなどからのファンたちは、
実に観戦を楽しんでいました。
終った後も、会場にしばらく残って、ずっと騒いで、
中国人の観客をも巻き込んで、一緒にはしゃいでいて、
楽しいお祭りでした。

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中国青年報の撮影記者賀延光さんの写真。
ただ、ひたすら感心しまくっていました。
日付をみれば、同じ時刻に、同じ会場に私もいました。
しかし、こういう写真がとても撮れません。