盲導犬Lucky、私の近くにいる?+身障者芸術団のショー

パラリンピックの開会式で、盲導犬と一緒に入場した
聖火ランナーがいました。
中国代表として、初めてパラリンピックで金を獲った
平亜麗さん。なんと、近くに住んでいるようです。


どうやら、私が通勤する時にいつも通っている団地のようです。
道理で、ゴールデンレッドリバーのような大型犬が
路を散策していたのを見たことがありました。


北京はペットに大型犬を飼うことが許されていないため、
珍しいなと思いました。


探してみたいです!!


平さんの盲導犬の名はLucky。今年は2歳?
2006年末、大連の盲導犬訓練基地から贈呈されたもののようです。
団地内では、盲導犬クルーに匹敵するほどのスターのようで、
寒くなると、おばちゃんたちは手作りのチョッキを届けてくれるらしい。


ちなみに、聞く話では、中国の盲導犬は数がたいへん少なく、
現在、使われているものは6匹しかいないとのことです。
また、盲導犬の訓練は事実上、民間のチャリティー活動として
やっているもので、国の本格的な投入はまだこれからのようです。
盲導犬の基地は大連にあり、主な資金投入者は
どうやら、日本で9年間滞在し、資金をためた方のようです。


断片的にですが、日本が色んな意味で中国の今の社会に影響を与えているようです。
いずれも、詳細なリサーチが必要です。
関連記事:
http://news.sohu.com/20080121/n254810513.shtml
平さんのブログ:
http://blog.sina.com.cn/pyali

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午後、身障者芸術団のステージに行ってきました。
かの豪華絢爛な千手観音を生で鑑賞できました。


皆さんの努力ぶりに心から敬意を払います。
感動のあまりに、ふっとこんなことも考えました。


身障者たちの視点に立って、今まで見たことのない斬新な芸術作品は
これから生まれて来ないでしょうか。
うまく言えませんが、今のステージは
すべてのショーが健常者の基準に合わせて、
健常者が見て感動するように作ってあるように思います。
身障者の健常者理解には役立ったと思いますが、
逆はなっていないのでは。
健常者が身障者のために作ったものではなく、
身障者が自ら感じたことを自分たちのために作った何かの誕生に
期待しています。


皆さんが一生懸命に演じて見せてくれた
音あり色ありの世界に浸って、
私は五感を駆使してフルに感動することができました。
しかし、演じてくれた人たちはそれをフルに感じることができないとは。
彼らのことを考えると、心から申し訳なく思っています。


確かに、音の聞こえない人たちに、
健常者しか聞こえないリズムに合わせて、
健常者なみに、リズミカルに踊ってもらうことは、
すごいことなのです。
なんですけど、健常者のスタンダードに無理に
あわせてもらうことになっていないのか。
音のない世界を生きる人たちだって、
きっと彼らなりに、オリジナルな何かが作れるはず。
たとえば、彼らに自分の感じたことを動作で表現してもらい、
そして、健常者は伴奏なしで、無言のままに、
耳の不自由の皆さんの世界に浸って、
皆さんの喜怒哀楽を彼らの気持ちになって、鑑賞すればよいのでは、
とも思っています。
果たして、どうなのでしょうか。