四川の旅:プレハブ映秀鎮



小学校と道路を挟んで、向かい側は漩口中学。本館は傾いたままで、
地震の跡として保存されている。



のどかな小学校の風景。地震の後、
広州の援助で、プレハブの小学校校舎が作られました。
サッカー場あり、様々な施設が完備している学校のようです。
元気そうにはしゃいでいる子どもたちの声が聞こえました。
車椅子に乗る子も皆と普通に遊んでいました。
ただ、卓球少年の頭にはガーゼが覆っていたとは、
写真を見て改めて気づいたことです。





プレハブで生徒向けの小物や文房具を売る売店を経営する
阮さんの家を覗かせてもらいました。
旦那が出稼ぎに行っているので、
阮さんは小学生の娘と一緒にここに住んでいます。
15、6平米のワンルームで、奥にベッドが置かれていて、
入り口は台所でもあります。家財がほとんどなく、
オリンピックも残念ながらテレビがなくて、見られなかったようです。
しかし、阮さんは極めて明るい方で、いつも微笑んでいます。
「商売は昔と比べたら、比べ物にならないほど減ったのよ」という
ことを含めて、ニコニコ笑いながら言っていました。
母親の家は地元のアルミニウム工場の向かい側にあり、
私が来た時に通ってきた道にありました。
阮さんの一番の夢は、「早く自分の家が建てられるようになる」ことです。




雷さんのテント売店。旦那が3年前に交通事故でなくなり、
18歳の息子と15歳の娘と三人で暮らしています。
とは言いながらも、地震後、息子は陝西省、娘は北京で
それぞれ援助を受けて学校に入っています。
売店の商売が思わしくなく、一日の収入は20〜30元で、
地震前の半分だと言います。