春節、日本将棋と共に過ごす人たち

 17日夕方の便で、合肥から北京に戻ってきました。
 往復空路を使った上、実家から合肥の移動は兄の車に便乗したため、旅のたいへんさを全然感じませんでした。二昔前までは20時間ほどぎゅうぎゅうづめの列車に乗り、寝台券がないのはもちろん、窓から荷物のように押し込まれた時もありました。トイレにも行けず、水も飲めなくて、列車の中のいやな匂いをたっぷりしみ込ませて北京駅に降り立っていました。お陰で、若かった自分は体力を回復するのに1〜2日のばく睡が必要でした。しかも、ストレスがたまると、「列車に乗り遅れる!」悪夢を良く見ていました。
 それに比べたら、今はほんとに楽!謝天謝地!
 ただ、何故か便利の反面、旅した、1500キロを移動したという実感がない(泣)。両親や祖母とかけ離れた所に来た感じがしない…良いこととか、悪いことか…
苦しい思いが減った分、感動も刺激も少なくなった昨今です。

 さてさて、昨日、北京の龍譚湖公園で行われた縁日に行ってきました。北京の縁日は今年50箇所で行われていますが、龍譚湖公園でユニークな催しがあります。公園の近くにかの有名な中国棋院があるため、毎年、中国棋院主催の棋類対局が行われています。


 5年前から、その中に日本将棋のスペースも設けられました。将棋は中国に伝わったのは1990年代以降のことでした。わずか10数年で、今の将棋人口は北京では6~7万人、上海では40~50万人いると聞いています。


 普通は家族や親戚同士で過ごすはずの春節を、毎日将棋と共に過ごす人たちに話を聞いてきました。詳しくは以下から↓
http://japanese.cri.cn/1061/2010/02/19/150s154907.htm