ワイヤレス北京+番組宣伝

月曜日に「上網本」(ネットブック)が届きました。5年前に購入した2代目ノートパソコンの「銀ちゃん」はさすがご高齢のこともあり、時々お手上げ状態になってしまいます。お陰で、銀ちゃんと向かい合う自分まで頭がフリーズしてしまいそうなので、ネットブックに切り替えてみました。
ネットブックは確かにとても速いです。ただ、画面や文字が小さいところが難点かな。でも、少しずつ慣れていくと思います。

 新調のネットブックのため、一応これからは持ち歩くことにしようと思っています。さっそく、今晩は移動しながら使えないかなと思って、北京の目抜き通り「長安街」で立ち上げてみました。真東の国貿から局のある真西の八宝山まで。約19キロの走行距離です。

 移動しながらインターネットに接続してみる。これが私にとって初めてのトライです。そしたら、面白い面白い。電源を入れたら、すぐに色々なワイヤレスのネットワークが一覧表になって表示されました。
 ヤッホー!これでタクシーからでもメールができる。そう思うと、嬉しい気持ちになりました。わくわくしながら、「暗証番号の入力を求めない」ワイヤレス先をクリックしてみました。少し遅いなと思いながら、しばらくしてから「接続した」!の表示になりました。なんだか感動しました。
 しかし、何故かページは開かず、「表示不能」になっていました。
 「おかしいな」と思って、もう一度「接続」をクリックしてみました。すると、ワイヤレスのリストがまったく違うものに更新されました。どうやら車が走っている間に、ワイヤレスの接続元も変わり続けているようです。そのため、さっきの「接続」がすぐに切れてしまったようです。

 しかし、結果的に19キロの道のりで、リストが更新されながらも、ずっと複数のワイヤレスの接続先が表示されていました。マクドナルドという表示名もあったように、名前から長安街沿いの政府省庁や組織、店舗、もしくは個人の家から「漏れ」て来た電波のようだと分かります。いや、「漏れる」と言ってしまうと語弊があるかもしれません。去年読んだニュースでは、北京市は五環路内の全域で無料ワイヤレスのネットワークを整備すると宣言しました。
 それにしても、ネットブックを立ち上げなかったら、全然知らなかった世界でした。人間の肉眼では察することのできない世界に、様々な電波が空中を充満しているようです。やっぱり不思議で仕方がありません。

 ただ、もし急がなければ、北京市の街中で立ち止まりさえすれば、インターネットには無料でつなぐことができるようになっている。このことが良く分かりました。これもすごいことと思いませんか。
 ネットブックのある暮らし、これからもゆっくり味わってみたいです。

               ◆◇◆◇
ついでに番組紹介です。7日に収録した「中日高校生対話」のHPです。


http://japanese.cri.cn/other/10jpn-chi/index.htm

全画像のビデオは以下のリンク先からご覧いただけます。
ちなみに、映像の無事再生にはブラウザーエクスプローラー限定のようです。
http://japanese.cri.cn/782/2010/03/10/145s155706.htm

いつも音声番組しか作っていない人たちが不慣れな映像番組を作ってみました。反省点が多々あります。
高校生たちのお話がとても面白かったです。ありがとうございます!