八達嶺から喜望峰の距離 サッカー日本代表Wonderful!!

 小一時間ほどの実務レベルの政府間協議が終わりました。30代の中国側の女性処長はエンディングの挨拶をし、席から立ち上がってからさらに付け加えた言葉がありました。
 「この対話メカニズムが近く、成果として固められるよう一緒に頑張りましょう。と同時に、サッカー日本代表の今後の一層のご活躍をお祈りします」。
 ほほえましいシーンでした。

 夕べの生放送は私は見られませんでしたが、今朝のラジオニュースでは「日本は3:1でデンマークを下した」と聞き、驚きました。それが早速本日の協議の場にも反応が出てきたとは、また余計に驚きました。
 昨日の新聞には「引き分けかデンマークのほうが2:1で日本を下すだろう」という予測が載っていましたのに。かつてのチャンピオンだったチームが無残に敗北してしまう。ことほどさように、スポーツの展開には意外性があるのが楽しい。
 

 中国のサッカーファンたちもひどく驚きました。
 「今日になって初めて知ったことがある。それは、サッカー中国代表と日韓代表の実力差は海峡を隔てているぐらいの距離に過ぎないとばかり思っていたが、その距離は実は八達嶺から喜望峰までもがあることを」。
 詳細: http://2010.sohu.com/20100625/n273062205.shtml


 先日のブログに書いた“お百姓さん”と“善悪”の内容について、名古屋の弘美人さんは「面白い」と言ってくれましたが、「じゃ、何が悪なの?」と聞き返してきました。
 それは、特定のお百姓さんには悪人もいるでしょうが、漠然とした集団、もしくは階層としての「お百姓さん」を描く時は、「お百姓さん=労働人民、人民大衆」、「人民=偉大、人民=歴史の真の創造者」という構図があるのと違うのかしら。
 「お百姓さん」にぴったり会う中国語は「老百姓」かもしれませんが、ただし、士農工商という階級としての身分が昔の中国にはなかったので、たとえば時代劇の中でも、同じ漢字ですが、ニュアンスが違うことがあるのかもしれません。