この夏からのトレンディー?エコ・ハンカチ?!

いつの間にか、中国ではハンカチが再び脚光を浴びるようになっています。
そのわけは「環境を守り、大切な資源を節約する」ことができるからです↓
http://newspaper.jfdaily.com/xwcb/html/2010-07/04/content_364445.htm

北京の地元ラジオ局の制作したラジオ番組
http://japanese.cri.cn/1041/2010/07/09/150s160932.htm

様々な報道などが行われている中、当然、諸外国でのやり方にも関心が寄せられています。たとえば、「統計データによると、日本では一人当たり年間12枚もハンカチを買っている」とかです。

日本人の知人たちに聞いてみても、「ハンカチを使うのはマナーで、エコとは特に関係がないように思う」としか言いません。しかし、中国ではティッシュやちり紙は様々な機能を果たしています。
お手拭、口拭き、汗拭き、鼻拭き、ストレス発散する時のちりぢりばらばら…云々
ハンカチを持ち歩く習慣を身に着けると、ティッシュの使用量を減らすことができるのではないかと言われています。

上海にいる知人の新聞社ではつい先日、会社決定で「500枚ハンカチを買ってきて、一人1枚を支給する。環境を大切にするのは自分自身の行動から始めよう」ということになっているようです。

もう一つ。私が疑ってしょうがないことですが、それはつまり、いわゆる「中間層」が増えているので、それに伴って、様々な西洋発のエチケットも重んじられるようになり、それを背景にしたハンカチの流行ではないのかなと思っています。とりわけ、世界の様々な国に向けてハンカチを作って輸出している中国だから、中国国内では売れ行きが芳しくないというメーカー側の焦りもあるかもしれません。
裏づけの一つに、中国で成功した実業家として知られている「王石さんもハンカチ党ですよ」の記事があるからです↓
http://newspaper.jfdaily.com/xwcb/html/2010-07/05/content_364709.htm
それによると、王さんはいつも飾り用と汗拭き用にハンカチを2枚使っているようです、とか。
聞くところによれば、ハンカチの値段は卸売り価格では1枚1元、普通は6〜7元ですが、上等なものは100〜200元で売っているようです。

中国では、どちらかと言いますと、幼稚園児のような小さな子ども、もしくは女性しか使わないというイメージで見られていたハンカチの印象が、見直されつつある最中のようです。