十七夜の西単、行列する若者&番組紹介

 中秋節から2日も過ぎました。北京では、十七夜でも綺麗なお月さんが見えました。
 久しぶりに西単の町をぶらぶらしました。どのぐらい久しぶりでしょうか。大学生時代は良く寮の仲間たちと一緒にぶらぶらしていましたが。いつの間にかすっかりビルの聳え立つ西単になりました。
 自分もいつの間にかすっかり時代遅れの人間になりました。西単のショッピングモール「大悦城」にようやく今日初めて踏み入れました。ここの吹き抜けには1階から6階まで直通の「アジア一長い」エスカレーターがあることは噂で聞いてはいましたが。興味津々、実際に乗らせてもらいました。乗るだけで1分半以上かかりました。
 「大悦城」とその周辺はファッションブランドの展示場になっています。ユニクロZARAH&M…ファーストファッションと呼ばれているありとあらゆる店が集中しています。それに、ここに出没する若者たち、噂どおり個性的な格好の人が多かったです。
 ちなみに、同僚は夏にここで写真を撮ってきました↓
 http://japanese.cri.cn/1061/2010/08/09/162s162093.htm

 ところで、帰りに西単大通りで実に不思議な光景をみました。
 時は夜の9時を回った頃。何故か、大通りに秩序良く行列する人達の群れがありました。皆さん小さな腰掛けに座りながら、携帯をいじったり、新聞や本を読んだり、ケンタッキーのフライドチキンをかじったりして、二重、三重の行列です。

 「明日朝8時に、アップルストアの新店舗がオープンします。iPhone4も明日新発売なので、Tシャツが配られるとか、今日は夕方7時から来ていますよ」
 こう教えてくれたのは20代前半の青年でした。MLで情報を知り、面白そうだから並びに来たと言っていました。
 見上げれば、一口欠けたリンゴのマークがありました。透明のガラス張りの店内には店内陳列や、iPhone4の看板をかけるため忙しく動いているスタッフたちの姿がありました。
 行列のほうをざっと見た感じ、圧倒的に20代の男性が多かったです。中には、アベックや中年の女性の姿も。秋の夜長、最低気温は14度にまで下がる北京なのに。よくも好きなアイテムをいち早く入手するためにここまで覚悟ができるものですね。ひたすら感心するのみです。

 個人的に西単の立体交差を渡る度、89年6月、テレビで繰り返して放送されていたおぞましい映像が蘇ります。しかし、今日の西単は確実にあの時と比べれば異空間になりました。

遅くなりましたが、最近の番組案内です↓
◆経済直行便<中国のアート投資の現場では>
http://japanese.cri.cn/782/2010/09/21/145s164270.htm

◆インタビュー
http://japanese.cri.cn/1041/2010/09/21/150s164271.htm
http://japanese.cri.cn/1041/2010/09/21/150s164271.htm

◆山歩きの魅力と智恵
http://japanese.cri.cn/1041/2010/09/16/150s163973.htm