「房奴」の期限―中国的ユーモア

 今年、怒涛のごとく流行り出したミニブログ(中国版Twitter)。中国語では「微博」と書き、書き込みをする人のことを「微生物」と呼んだりしています。
 バーチャル空間で書かれている「ミニブログ」から毎日、面白い書き込みを抜粋して掲載する新聞もかなり多いです。私が購読している「新京報」では、「微言大意」という専用コーナーがあったり、時々組まれる特集でも世論の声が必要な時は、ミニブログの書き込みを引用したりしています。
 4日付けの「新京報」では、「微博製造」コーナーに「房奴期限」をテーマにしたトピックスが引用されていました。面白かったので、引用させてもらいます。「房奴」とは住宅ローンの返済に喘いでいる人のことを指します。「房奴期限」とは、いつまで返済し続けるのかということです。
 ・北京で100平米、300万元の家を購入するには、1)農民の場合、20アールの農地を有していて、年間純所得が1200元だとすれば、唐の時代から現在まで働き続けること;2)労働者の場合、月給1500元とすれば、アヘン戦争から現在になるまで働き続けること(休日なし);3)公務員の場合、年棒6万元ならば50年間働き続けること。
 70文字の中にもよくこんなに笑わせるものが書かれていること!感心しました!