ミニブログユーザー、半年で2倍増 翻弄される中国人のネット生活

 中国のミニブログ(中国式twitter)の登録者はこの半年で、爆発的に増加しました。現在では、1.95億人に上りました。
 一方のネットユーザーの総数は4.85億人に。この19日、中国インターネット情報センター(CNNIC)の発表です。詳細はhttp://japanese.cri.cn/881/2011/07/20/162s178060.htmをご覧ください。

 ところで、昨朝、安徽省にいる従姉から電話がかかりました。
 杭州に拠点を置く某「電子商取引」サイトの甘い勧誘にはまり、怪しくなってきたと感じ、出資金を払い戻すよう要請しても、苦労した結果、まだ半分しか戻ってこない、という内容でした。
 電子商取引の新しいモデルと自称したものは、その本質が、インターネットを利用した一種のマルチ販売でした。杭州というeビジネスが盛んな町というイメージを悪用し、見学者用にまともそうなオフィスビルを借りていました。
 スタートして1年ほど。投書の対象者は一応、企業経営者でした。従姉も故郷の町で写真屋さんを経営しています。出資金は始めは10万元でしたが、後に33万元、現在は100万元。バーチャル的には資産価値が増えているものの、ただし、出資資格の転売などは許されていない。
 新規加入者1人を紹介すれば、バックマージンいくらという裏取引もあるようです。従姉もクラスメイトに紹介されての加入といいます。
 当該サイトの経営者は過去にも悪質なねずみ講で法律に引っかかった前科がある人。しかし、それに気づいたのは、怪しいと思うようになってからでした。
 「HPには全国テレビとの合同企画の番組がまもなく放送開始と大法螺を吹いている。インターネットを通して、一攫千金の夢を実現したい人がまだ次から次へと飛び込んでいる。どれだけの人が騙されているのか…」、従姉は自分の出資金のこともさりながら、周りの様子もずいぶん懸念していました。

 ちなみに、インターネットで面白いサイトを発見しました。「騙し防止サイト」 http://t.cn/aWBzyk?u=1712125873
 これを読んで賢くなる人が一人でも増えるよう祈ってやみません。