ドジ:「栄養」市民か「名誉」市民か?

先週、北京で中国語版自伝を翻訳出版された日本の有名な経営者に
20分ほどインタビューしました。


ところで、録音の整理を始めましたら、たいへんなことに気づきました。
「2002年、北京市名誉市民の称号が送られた」というべきところを、
なんと、おぞましいことに、「えいよう市民」と言ってしまいました。
うひゃ〜〜〜
ったく、外国語はややこしいデスヨ。。。
 音がこんなにも近いので、一緒に聞こえてしまいます…
 意味が良く通じるし…何の支障もなく、重鎮の経営者が答えを始めました…


ところで、待てよ!
重鎮の語りはこうなっていました。
「そうですね。北京市えいよう市民の称号が送られて…」
何度も出てくる「名誉市民」の発音が、
すべて「えいよう市民」の発音になってしまいました…
うひゃ〜〜〜責任重大です。

どうやら、あやふやだけど、一応、音的には流暢そうに聞こえた
外国人つばめの発音に、重鎮が完全に惑わされ、つられてしまったようです…
ほんとにごめんなさい。申し訳ございませんでした…

びっくりして、驚いたが、笑ってしまいました。
けど、この「栄養市民」の音、どう編集すればよいのか、悩みです…


10年ほど前に、北京で行われたある授賞式の前、
主催者が某日本の要人と雑談することになり、その場にいたつばめが
ピンチヒッターで数分間程度通訳しました。
要人の方はかなりのおじいちゃんということもあり、
活舌がよくありません。
その時のドジは、
「昨日、3000人をつれて、シュクジに行ってきました」というふうに聞こえたことでした。
「昨天,我带3000人访华,一起去吃饭了!」と訳し、
それを聞いた中国人は
「そうでしたか。それはそれは。で、どこでお食事しましたか?」と聞き返し、
そのまま訳しましたら、先方からは
「いいえ、植樹、木を植えに行きました」と慌てだしました…


「ショクジュ」だったのですね。
「ジュ」とはっきり言わないと分からないじゃないかあ…